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今回は、筆者が新しく購入したフードデリバリー向けの保冷バッグのご紹介です。本当に良いものだと感じましたので、配達員の方々に共有したいと思い、記事にする事にしました。
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Contents
読者想定層は以下の通りです
- フードデリバリーでドライバー(自転車)をされている方
- ウーバーイーツ及び配達用保冷バッグが寿命で交換時と感じている方
- フードデリバリーで荷台配達をしている方
- 各社純正バッグがオーバースペックだと感じている方
- 自転車及び配達バッグを軽量化したいとお考えの方
- ロゴ無しの保冷配達バッグをお探しの方
- 保冷バッグを低コストで手に入れたい方
私がウーバーイーツ純正バッグを辞めようと思ったきっかけ
単刀直入に申しますと、ウーバーイーツ配達員としてご活躍中の皆様向けの商品紹介記事なのですが、なぜ私が新しい保冷バッグを推奨するのか、そして、本記事作成に至った経緯について、少しだけお話しさせてください。
ウーバーイーツ純正バッグの重量によるロードバイクのフレームへの負担(フレームに傷)が気になった
個人的なのですが、筆者が乗っている自転車は、ダボ穴が付いていません。いわば、走りを楽しむ専用の自転車のようなもので、写真のように荷台配達用のリアキャリアを取り付ける際に、フレームに固定しなければなりません。

※ダボ穴:キャリアを固定したり、ボトルホルダーを固定するネジ穴の事です。
筆者のように数千回配達以上の配達をこなしていると、段差などを走行する際に、バッグの重量によってリアキャリアの固定箇所に負担がかかり、フレームの塗装が剥がれたりしてきます。
まず、このフレームへのダメージが気になったのが一つきっかけです。
悩んでいる時に軽量バッグを活用している人がいた
次に、ウーバーイーツの純正バッグを使わずに軽量バッグを活用している配達員さんに話を聞くことが出来た点も大きいです。

その際に、使用感、軽量化したことによる変化、など教えてもらいまして、私も軽量化してみよう!と思い立ったのです。
スリーコイン(300円)で短距離しかやらなくなったので、ダブルピックアップ案件を受けられる容量が不要になった←コレ重要
2021/12/3時点のお話しですが、ウーバーイーツの自転車配達員の配達報酬単価が、ほぼほぼ一律300円という現象が起きています。0.4kmでも5.3kmでも300円と変わらない仕様になりました。
以前までは配達時間の長さに応じて、調整金が頻繁に加算されていましたが、最近は5km以上を配達しても300円となっています。
これも大きなきっかけとなりました。
どういうことかと言いますと、単に短い案件しか選んでやらなくなったのです。これ、すごく重要です。
ウーバーイーツで短い配達といえば、やはりマクドナルドです。他にもスターバックスやケンタッキーなども短距離案件が多めです。
これらの案件で配達する商品の品数は限定的である上に、せいぜい2kmまでの案件が多く、ほとんど多くの場合においてウーバーイーツ純正バッグはオーバースペックです。
これがとっても重要です。
(バッグのスペックに関しては、後述します。)
ウーバーイーツ純正バッグは優秀ですが、数千回以上、または配達に慣れた配達員にとって、オーバースペックなんです。つまり、ある程度配達エリアを固定して稼働している配達員にとっては、必要以上に機能を搭載している、という事なんです。
確かに、ウーバーイーツの純正バッグを使用していれば、ほぼ全ての案件に対応可能でしょう。ですが、それも300円ラッシュ以前のお話です。今は300円をいかに短い距離で配達するか、が重要になっています。
それはすなわち、配達用のバッグは削れるところは削った方がいい、という帰結を意味しているのです。
そもそもバッグの替え時だった
筆者の個人的な都合ではありますが、そろそろバッグが駄目になってきた、というのも買い替えに至った大きな要因となっています。
ウーバーイーツの純正バッグの模造品やコンパクト化された模造品なども検討しましたが、そもそも荷台に積むのだから背負いのバッグでなければいけないのか?という疑問に繋がり、今回は自転車カゴ用の保冷バッグを購入することにしました。
自転車の軽量化に興味を持った
ウーバーイーツの純正バッグがオーバースペックだ!とお話してきましたが、具体的に何がオーバースペックかと言いますと、やはりその大きさです。
ケンタッキー1件やマクドナルド1件、スターバックス1件、ココイチカレー1件、すき家1件、いずれも注文の多い加盟店様ですが、これらを運ぶために、ウーバーイーツの純正バッグは大きすぎます。もちろん、ドリンクとフードの小分けが必要な場合でもオーバースペックです。
特に、横幅は良いとしましても、その縦幅…いりますか?と言う事なんです。
したがって、筆者が新しい保冷バッグを購入する際に、まず第一に、若干容量が小さくなっても良いから軽量化する事を優先させました。
このように、ウーバーイーツ配達員、ひいてはフードデリバリー事業者の人ならではの経験と悩み、フラストレーションなどの経緯から、とあるバッグを見つけることになりました。
自分で言うのもなんですが、今ここまでご覧くださっている読者様にはこれらの悩みに対して共感をいただけている、と言う自負があります。
この経緯に当てはまる方は、筆者が推奨する保冷バッグで失敗することはおそらくないでしょう。
前置きが長くなってしまい、申し訳ないのですが、下記よりウーバーイーツ純正バッグのオーバースペックを改善してくれる保冷バッグのスペックをご紹介していきたいと思います。
新しく購入した配達用保冷バッグ(サーモスの保冷バッグ)のスペック紹介
今回新しく相棒となった私の保冷バッグ
という商品になります。
カラーはブラックとブルーの2種類があります。写真の右がブルー、左がブラックです。

余談ですが、私が見たときはブラックが在庫切れでブルー1択でしたw
さて、Amazonのページによりますと
サイズ(約):42×28.5×26.5cm、本体重量(約):600g
となっています。
また、うたい文句としまして、容量:25L(牛乳パックなら15本、2Lペットボトルなら6本入る)と記載があります。
価格は2021/12/3時点で
ブラック:1,691円
ブルー:1,891円
ブラックとブルーで素材が違うのかわかりませんが、若干ブルーの方が高くなっています。何れにせよ、2,000円を切る価格帯という事になります。
また、ウーバーイーツ純正バッグと異なり、サーモスの保冷バッグの開閉にはチャックが用いられています。その点はマジックテープの方が優秀かもしれません。
一方で、サーモスの保冷バッグには内側に保冷シートがついていて、商品に密着させることが可能ですので、保温効果は高いと言えます。
余談ですが、横幅はココイチカレーの容器がすっぽり収まるくらいの幅です。縦幅はマクドナルドの紙袋が4つ分入るくらいのスペースです。スターバックスの紙袋だと2〜3つは入ると思います。(内容物にもよりますが)
スリーコインの間は熟成度が考慮されず、料金が上がらないので、拡張案件は諦めます。(ピザのLサイズや寿司の5人前など)
続いて、ウーバーイーツ純正バッグとサーモスの保冷バッグを比較検討して見ます。
ウーバーイーツ純正バッグとサーモスの保冷バッグのメリットとデメリット
圧倒的な軽さ
ウーバーイーツの純正バッグの重量が3kg弱
サーモスの保冷買い物カゴ用バッグの重量は約600g
本当に、圧倒的に軽いんです。

ウーバーイーツ純正のバッグと比較して、約1/4もの軽さということになります。これがサーモスの保冷買い物カゴ用バッグの最大のメリットと言えるかもしれません。
私の周辺の配達員の方の多くは、このサーモスの保冷バッグに変更したのですが、こぞってみんな仰るのが「自転車本来の性能に近づいた」です。
これなんです。
やはり自転車で配達するのであれば、自転車の楽しさも味わいたい。そう思う方は、この記事を最後まで読む必要も無いかもしれません。
フィックスキャッチの記事でお伝えしたように、背負いから荷台に変えるだけでも楽になりますが、バッグを軽量化する事で、さらに配達が楽になることを実感いただけると思います。
背負いから荷台配達に切り替えるメリットデメリットの記事はコチラ
サイズがコンパクトで風の影響を受けにくい
ウーバーイーツ純正バッグで荷台配達している人なら分かる人が多いと思いますが、ウーバーイーツ純正バッグはその大きさゆえに、風の影響をモロに受けます。
この問題は、サーモスの保冷バッグに変えてから解消される事になりました。
こればかりは記事でいくら文章で書いても伝わりづらいと思いますので、実際に使用して体感していただければと思います。
ただ、一つだけ言えることは、相当に変わると言うことです。
お値段が安くて手が出しやすい
ウーバーイーツ配達のみならず、個人事業者はコストを抑えることも重要です。
ウーバーイーツの純正バッグはアカウント登録時にデポジットを支払うことで借りることが建前になっていますが、一般的な清潔意識をお持ちの方であれば、バッグがボロボロになってくるといずれ交換する時がやってきます。
その時、ウーバーイーツ純正のバッグや模造品のバッグを第一に検討するかと思うのですが、これらはAmazonなどで出回っていますが、概ねデポジット価格の4000円前後より上の価格で取引されています。
ですので、ウーバーイーツの純正バッグはネットで買うと最低でも4000円は必要ということが出来ます。
一方で、サーモスの保冷買い物カゴ用バッグは1,691円(2021/12/3時点)となっています。ウーバーイーツの模造品バッグよりも半分以上安い価格で手に入れることが出来ます。
つまり、純正バッグのオーバースペックを抑える事は、コスト負担も抑えられる、と言う事になります。
ロゴ無しなので嫌がらせを受けにくい
これは配達員特有の悩みかも知れません。
やはり、ロゴありとなしだと、無しの方が一般通行人からの嫌がらせは受けにくいです。一般通行人と言っても、歩行者だけでなく自転車、バイク、車も含みます。
また、昨今では様々な宅配仲介業者が参入しており、配達員も複数のサービスを活用して二刀流や三刀流で配達稼働している配達員も見かけます。
つまり、そもそもロゴなんて必要ない、と言う事です。
軽量化したいけど、どうしてもウーバーイーツのロゴが必要だ!と言う方は、ウーバーイーツのグッズをバッグに取り付けたり、帽子をウーバーイーツのロゴ入りにする、などで代用するのも良いでしょう。
ロゴを失ってでも軽量化する事に価値がある、とこの記事ではお伝えしたいです。
また、ロゴ無しだとプライベートのお買い物にも使いやすいです。
保温性能
定性的ですが…保温、保冷効果はウーバーイーツ純正バッグと変わりはありません。厳密にどっちが優れているか?は測りかねますが、一つだけ言える事は、しっかり保温、保冷されています。
寒い夜に配達しても、アツアツの状態でカレーや牛丼を配達することができます。
一度、すき家の牛丼をテイクアウトして約2km走った後に家で食べましたが、かなりアツアツでした。これは本当のお話で、もしかしたら少ない量ならばウーバーイーツの純正バッグよりも保冷、保温効果は高いかも知れません。
その辺りも、実際に使用して体感していただければ幸いです。
デメリットもいくつかあります
まず、前提としてウーバーイーツの純正バッグは優秀です。決して、本記事を通じてディスりたい訳ではなく、ただただ優秀です。繰り返しとなりますが、我々がすべき議論の焦点は、ウーバーイーツ純正のバッグがオーバースペックかどうか?と言う点です。
その視点で考察しますと、サーモスの保冷バッグにもデメリットがあります。
- 拡張案件を運ぶことができない
- 防水性能がない
- 背負い用ではない(一応手さげバッグのような形)
この2点が大きなデメリットです。
読者様の中でも、このデメリットを許容できる配達員とそうでない配達員に二分すると思いますので、その点は熟慮が必要です。
サーモス保冷バッグを使ってみた感想
いやー、とにかく軽いです。本当に軽い。そして、使いやすい。
ウーバーイーツの純正バッグに劣っている点があるとすれば、やはり防水性ですね。クエストがあと6件とか微妙なタイミングで雨が降ってくると少し困ります。
あとは、背負えるか背負えないか、の違いもありますが、今回の記事ではもともと荷台配達をしている方がメインですので、そこは問題ないでしょう。
ただ、軽さゆえに、荷台にしっかり固定しないと段差などで吹っ飛んでしまう、と言うこともありますので注意が必要です。

写真のように取り付けはしっかり行われることを推奨します。荷台に直接固定する方法や、ゴム紐でバッグを上から固定する方法など様々ありますが、ご自身のやりやすい方法を見つけてください!
また、今回ご紹介したサーモスの保冷バッグは小バッグ付きのセットもあります(筆者はこっちを買っておけばよかったと後悔)ので、そちらもチェックのうえ、ご活用いただければ幸いです。
いずれにせよ、全員が全員同じやり方で正解と言う訳ではないと思いますし、本記事や動画を通じて、色々試すきっかけになれば頂ければ幸いです。
それでは最後まで閲覧くださり、ありがとうございました!